株式会社プログレス | Progress Inc.
culture
取締役
中山 宗典
MUNENORI NAKAYAMA
東京工業大学大学院卒業後、2010年にアクセンチュアに新卒で入社し、ITコンサルタントとして複数のシステム導入プロジェクトに従事。2020年には室伏とともに株式会社プログレスを共同創業し、取締役副社長に就任。現在は取締役として経営を行う傍ら、エンジニア全体を取りまとめるソリューション本部本部長を兼任する。また、認定スクラムマスターとして複数のプロジェクトの現場にも立ち、管理や推進を担当している。
CCO(最高コミュニケーション責任者)
山田 覚也
AKINARI YAMADA
株式会社チームネクステージ代表取締役CCO。2024年1月にプログレスのCCOに就任。名古屋工業大学非常勤講師や叡啓大学キャリアコーチ、明治学院大学女子ラクロス部メンタル&コミュニケーションコーチ等も務める。アドラー心理学をベースとしたコーチングコミュニケーションを基盤に、1on1として経営者、医者、プロアスリート、サッカーJ2監督、医大生などに実践し、研修として聴き方と伝え方を体系化したアクティブ・コミュニケーション®を展開している。
プログレスでは「フルリモート・フルフレックス」という働き方とバリューである「前向き・感謝・受容」を基にして、効果的なコミュニケーションを促すことを目的とした「コミュニケーションガイド」を策定しています。
当ガイドは多様な働き方を認めながらも、チーム全体が同じ方向を向きパフォーマンスを最大化することを目指しており、「日本一のリモート会社」に向けた目指すべき姿を定義しながら、それをさらにブレイクして心構えやツールの使い方など詳細な点まで記載しています。また、これらは常に進化させていくべきものであり、常に内容を検討・更新し続けることを宣言しています。
さらに、リモート環境特有の課題に対応するため、「ホットコミュ」「即時レス」「前向き」「大いに感謝」「さぼらずコミュ」といった心構えも定義しており、Slack等のツールの利用ルールを細かく明記しています。スタンプの推奨とその活用方法、Slackでの質問の具体例、議事メモの考え方や書き方も記載されており、入社後すぐに活用できることを心がけて作成しています。
中山:フルリモートワークの円滑な運営を支えるため、心理的安全性を重視した多角的な1on1を積極的に展開しています。これにより、従業員が安心して意見や悩みを打ち明けられる環境を整え、各個人の成長と幸福感を促進しています。
山田:プログレスでは過去にも1on1を通じて心理的安全性を高める取り組みを行ってきました。さらに従業員満足度を高めるために、社外CCOとしてアドラー心理学を基盤とした1on1コーチング(CCO 1on1)を実施しています。CCO 1on1を通して、社員は自己理解を深め、具体的な目標設定やキャリアプランの策定を実現しています。
プログレスは日本一のリモート会社になることをスローガンに掲げており、その定義は「関係するすべての人の満足度が日本一高いこと」としています。人を大切にして実力を正しく評価することが、その土台として必要になると考えています。
そのため、プログレスでは人事評価制度を明文化しており、エンジニアのミッションは「キャリアに応じたレベルのQCDを保ってタスクを完遂する」と明確に定義しています。その中で各職種ごとに詳細なジョブディスクリプションを作成し、評価基準を透明化することで、従業員は自分の役割や責任を明確に理解できるようにしています。これにより、リモートワーク環境でも成果を追求する文化を醸成し、フルリモートやフルフレックスの柔軟な働き方を推進しています。
基本的にアサインされるプロジェクトでの評価をベースとしていますが、それに加えて売上や稼働率、また社内カルチャーの向上に貢献する活動も加点評価の対象としています。
フルリモートでオンサイト以上の価値を提供する、これは当然簡単なことではありません。プログレスにおいては、これを社内における最大の課題として捉えて多くの時間をかけて検討を行い、より良くするための努力を続けています。その回答に明確なものはなく、フルリモートの良し悪しを全員が把握しながら、課題や負荷に対して社員全員で対処することが大切だと考えています。
また、トップダウンやボトムアップで行われる各種施策、オンラインでの集まり(飲み会、ランチ会、プロトーーク、eSports大会、多読会など)、オフラインの集まり(オフライン全社会議や階層別研修、プログレッシブワークなど)、多種多様な企画から実施、さらには運用と運営自体が大変なことも多いですが、そういうものたちにこそ価値があると考えています。
「前向き・感謝・受容」の価値観をもって「日本一のリモート会社」に。我々はリモートワークにおいてもコミュニケーションの強さを信じてさらなる成長を目指します。
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