株式会社プログレス | Progress Inc.
Company
代表取締役
室伏 勇二
YUJI MUROFUSHI
明治大学卒業後、NTT系SI企業で9年間エンジニアとして勤務。その後、アクセンチュアに入社し、ITコンサルタントとして大手企業のシステム導入とデジタルトランスフォーメーションを支援。2019年、中小企業のIT化支援の必要性を強く感じ、仲間とともに中小企業向けのITコンサルティング企業を立ち上げ。2020年にフルリモート×フルフレックスをベースとした開発会社「プログレス」を創業。現在は全国の優秀なエンジニアと共に、システム開発支援やITコンサルティング支援、自社プロダクトの開発を行っている。
大手コンサルティングファームでの業務を経験する中で、日本は中小企業が全体の99.7%を占めることを知り、中小企業の支援をしたいと思うようになりました。そこで、当時同じコンサルティングファームに所属していた上長や同僚とともに中小企業を支援するための会社を設立しました。実際に中小企業と関わっていくとIT化の遅れは予想以上であり、もっとエンジニアの力を集める必要があると感じました。
エンジニアの採用を強化しようとした矢先、コロナ禍が始まってしまったのです。このタイミングからエンジニアを採用していくのであれば、他社との差別化も含めてフルリモート×フルフレックスの働き方が出来る会社にするべきではないか、という想いに至りプログレスを設立しました。
フルリモートを選択した理由は3つあります。システム開発とリモートワークの相性が良く生産性が向上すること、柔軟な働き方とロケーションフリーになることで優秀なエンジニアを獲得しやすいこと、そしてコロナ禍でテレワークが推奨されていたことです。フルリモートのメリットは、個人ごとの集中度の向上と全国から優秀な人材を集められる点だと考えています。
今もより良いフルリモートでの働き方を追求しており、2023年には「テレワークトップランナー2023 総務大臣賞」を受賞しました。
プログレスのミッション(使命)は「社会に進歩をもたらす」であり、ビジョン(目標)は「経験したことのない新しい価値を提供する」です。これはフルリモートで開発を行う我々にとって「直接顔を合わせることなく、円滑なプロジェクト運営を行い、かつ品質の高いシステムを作ること」そのものだと考えています。これを実現し続けることで、新たな様式の1つを提案することになり、社会に進歩をもたらし、お客様や関わる全ての人に経験したことのない新しい価値を提供することができると理解しています。
それを継続するために大切になることが、バリュー(価値観)「前向き、感謝、受容」とスピリット(行動指針)「Progress All」(全てのものごとを前進させる)です。フルリモートで仕事をするときは、大袈裟なぐらい前向きな表現と言葉を使い、対応してくれたことには大いに感謝を伝えて、相手のことを否定せず意見をしっかり受容した上で自分の意見を伝えることが非常に重要です。新しい姿や価値を提供していくために直面している全てのことを一歩前進させる精神を常に持ち続けている必要があります。
これらを全員の共通認識として持つことが出来て初めてスローガン(合言葉)「日本一のリモート会社に我々はなる」の実現が可能になると信じています。
社員が感じているプログレスの良いところとして「風通しが良い」「率直な意見が言える環境である」「上層部との距離が近く話しやすい」「社員が大切にされていると感じることができる」という意見が多くあります。これらは私自身が楽しく働くために大切にしていることであり、社員の皆さんにも大切にして欲しいことです。常に口に出して伝えて行動し続けて、初めて文化として根付くものであり、これからも育てて行きたい大切な特徴です。
フルリモート×フルフレックスでの働き方だけでなく、色々な点で自由度が高いこともプログレスの特徴です。自らチャレンジしたいことに手を挙げてくれた場合は、「No」と言わずにどうすればそれが実現できるのか検討するようにしています。これまでも意見を挙げてくれたことがきっかけで、新しい事業やプロダクトがいくつも生まれてきました。一方で自由度がある分、自己管理能力が重要になります。自分を律しながら自由な雰囲気でチャレンジすることが成長につながると考えています。
MVVSSの中でも日々の業務では特にバリュー(価値観)である「前向き、感謝、受容」を大切にしており、そこに共感できる人たちと一緒に働きたいと考えています。社員はMVVSSの全ては暗記していないかもしれませんが、バリューである「前向き、感謝、受容」だけは全員覚えてくれおり、この想いを反映した行動をしてくれています。何か作業があれば、みんな前向きに受け取ってくれます。受け取った作業を自分が終わらせたときには周りの人がたくさん感謝の言葉を伝えてくれます。みんなが自分を受け入れてくれて自分も周りを受け入れることで、相手のこと自分のことをより理解できます。この共通の価値観を持つことが出来る方であれば、スキルは後からでも追い付くと考えています。共に働く仲間には、何度もこの想いを伝えるようにしています。
また、プログレスではハラスメントを絶対に許容しない方針を掲げています。これは社内だけでなく、ベンダーの方であってもお客様であっても同様です。職場でハラスメントがあった場合はすぐに報告するよう徹底しています。このメッセージを持続的に発信して、ハラスメントは許さないという文化を守り続けたいと思います。
プログレスのスローガン(合言葉)は「日本一のリモート会社に我々はなる」というものです。日本一の状態として「従業員および家族、顧客、ビジネスパートナーなど関係する全ての人の満足度が日本一高い会社。」と定めています。また「これらは循環の関係であり優先順位は存在しないが、サイクルの起点は従業員とする。」という点も合わせて定義しています。
2030年にプログレスが目指す姿として「プログレスサーティ」という経営計画を定義しました。プログレスサーティでは「お客様のデジタルパートナーになる」ことを目標として、これまでの定義に「みんなで、共に」という想いを付加しています。お客様へのより幅広いご支援、ベンダーとのリレーション強化、従業員の給与アップの3つを大きなテーマとして掲げています。
起点である従業員としっかり向き合い、今まで経験したことのない新しい価値を提供することで社会に進歩をもたらす。その先に日本一のリモート会社があると確信しています。
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